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きた。 ついにきた。
あの噂の大イベント

ニ ッ キ ソ ニ ッ ク !!

 

巷では、若い男女が
「 今年のサマソニ、超良かったねー!! 最高だったぁ!! 」
「 だろー!! ほんっと、あのチケット手に入れるの死ぬほど苦労したんだぜー?! 」
「 うん、知ってる…。 私…絶対チケットなんて手に入んないって思ってたよ…。 だから、行けるって知ったとき…すごく嬉しかった…。 ホント…ありがと…。 」
「 ば…っ、バカ!! そんな真顔で言われると照れるだろ…。 」
「 ごめん…でもお礼が言いたくて…。 」
「 …お前の喜んでる姿見せてくれるだけで…俺にとってはお礼だよ…。 」
「 …っ!! 」

「 …あのさ… 」
「 …はい… 」

 

「 …俺と…付き合ってくれ!!!! 」

 

「 ……………うん…。 」

 

「 え、ホント!? 嘘じゃない!? 」

「 …私も…ずっと前から好きだったから…。 」

「 …やべ…死ぬほど嬉しい…。 」

 

「 …キス…してもいい…? 」
「 そんなの…言わせないでよ…。 」

 

数秒の沈黙。
お互いが見つめあい、そしてゆっくりと唇と唇との距離g

 

 

カーーーーーーーーット!!!!! いやーいいねぇ青春って!! なにか熱いもの感じるよオッサンは!!
『 若さで突っ走ってます!! 』 っていうの?! すごいグッとくる!! 中年の胸にはグッとくるねぇ…。 いや…オッサンさ…キミたちの年の頃…いい思い出なくてさ…。 下着がブリーフってのがいけなかったのかな…。 水泳の授業後、いっつもパンツが無いのよ…。 で、決まって見つかるのは、好きだった美穂ちゃんの机の中…。
『 藤原くん…またパンツ入ってた…。 』
なんて…言われてさ…。 しかもパンツは、それ用に買ってきたと思われる割りばしでつままれてるんだ…。 恥ずかしかったなぁ…誰のか分かるようブリーフには名前書いてあるし…。
でね、ある日。
耐えかねたオッサン、言ってやったのよ。 クラスのみんなに聞こえるくらいの大声で。 もうあんまりにも扱いがひどいからさ。

『 美穂ちゃん!!!!!!!! 』

言ってやったのよ。

 

『 …パンツ… 』

『 …入れて… 』

『 …ごめん… 』

 

爆笑!! クラスのみんな爆笑!! え、犯人お前?! みたいな(笑
で、美穂ちゃん顔真っ赤なの!! 照れちゃって!! ハハハハハ!!
さらにはオジサン、た ・ い ・ が ・ く ☆
現在は、30 歳、無職!! も ・ ち ・ ろ ・ ん ・ 童貞でぇーーーす!!!!!!!!!!!

 

 

警察 「 はい、30 歳無職ね。 で、おたくの住所は? 」

僕 「 え…。 」

 

 

ってぐらいの勢いで、サマソニサマソニ騒いでるバカップルどもを滅ぼしたい。
ワーキャー騒いでるバカップルどもを滅ぼしたい。 この世から。
それよりも先に僕がこの世から抹消される気がしないでもないけど。
てか、なんだあいつらの幸せそうな顔。
お前らが 「 サマソニ最高ー!! 」 って叫んでる間、こちとら真顔で 「 HTML タグ最高… 」 って、つぶやいてますからね。
お前らが 「 サマソニでいっぱい汗かいちゃった…。 ねぇ…一緒にお風呂…入ろっか…? 」 って、僕がエロゲーの世界でしか見たことがない会話をしている間、こちとら 「 現在は、30 歳、無職!! も ・ ち ・ ろ ・ ん ・ 童貞でぇーーーす!!!!!!!!!!! 」 独り言ですからね。

おいおい…。
なにを主張したいんだ俺は。
「 現在は、30 歳、無職!! も ・ ち ・ ろ ・ ん ・ 童貞でぇーーーす!!!!!!!!!!!
と、ネット上で叫ぶことによって、一体なにを主張したいんだ俺は。
アレか。
今 22 歳だから、8 年後の自分に向かってのメッセージか。
「 現在は、30 歳、無職!! も ・ ち ・ ろ ・ ん ・ 童貞でぇーーーす!!!!!!!!!!! …いやマジ洒落になんないってこれ…昨日ホイミが使えるようになったし…。 」
魔法使いになります宣言か。

…やだろ、それ。
明らかにニート臭い 30 歳のハゲが、真昼間、駅前の公園で、傷ついたハトとかに向かって

ホイミ!! ……あっ MP 足んない… 」

とかつぶやいてたらやだろ。
つぶやいてるのもやだけど、MP が足りないって。
それさー、やだとか言う以前に、ホイミ覚えた意味あるのかっつー話じゃないですか。
30 歳、無職、童貞。
がんばった。
ホイミ覚えるため、俺がんばった。
小さい頃、風の噂で聞いた…。

「 30 歳まで童貞だと、魔法使いになれるんだってさー!! 」

それ聞いた瞬間、正直 体がブルっと震えたね。
将来の進路に悩んでいたあの頃。
なりたい職業が決まらず、だらだら生活していたあの頃。
そして、
将来という暗闇の中に、
一条の光が差し込んできた瞬間。

魔 法 使 い

これだッ!!
俺のなりたい職業ってこれだったんだ!!
30 歳まで童貞であること…。
男として生を受けた者にとっては非常に厳しい条件…。
しかしその条件と引き換えに手に入る様々な呪文…。
俺は…魔法使いになる決心をした。

 

その後、幾多の戦いがあった。

≪ 出会い系サイトからの広告メール ≫
≪ 郵便ポストに入れられたデリヘルのちらし ≫
≪ 社会勉強と銘打って開催される乱交パーティー ≫
≪ 友人からの風俗のお誘い ≫

強かったなぁ…あいつら…。
手ごわかった…。
危ない場面もあった。
ヤラれると思ったときだってあった。
でも、でもそうやってピンチがやってくるたびに、俺…心の中で叫んだんだ…。
あいつの名前…叫んだんだ…!!

( ホ イ ミ !! )

するとさ…力が…沸いてくるんだよ…!!
俺を何度も…立ち上がらせてくれるんだよ…!!
あいつ(ホイミ)のおかげで…今の俺があるんだ…ッ!!

そして今日!!
ついに!!
やってきた!!
30 歳の誕生日!!!!!

 

 

ホイミ!! ……あっ MP 足んない… 」

 

ファーーーーーーーーーーック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

と、熱く語っていたところ、友達が一言。

「 魔法とか使えるわけないじゃん。 」

だってさ(笑

 

ファーーーーーーーーーーック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

ダメだ。 このモテ男、ダメだ。
こいつには夢も希望もない。
以前、「 お前の好きな色は? 」 って聞かれたときに、

「 相武紗季の乳首色!! 」

って答えたところ、

「 そんな色ねーよ。 あっても黒だ。 真っ黒。 」

なんつー超冷血な返答をされた辺りから、こいつはヤバい人間…って思ってはいたけれども、まさかここまでとわ…。
しかもなんか、さりげなく

「 お前がホイミ使えるんだったら、俺はケアルガ使えるっつーの。 」

とか言い出す始末。

いやおまっ…魔法は 30 歳童貞という試練を乗り越えたからこそ使えるわけで…!!
それをお前みたいな…ヤリチンが…ケアルガ…
って、それ…違うゲーム… FF …!!
俺が好きなゲームは…ドラクエ…!!
俺は、ビアンカと DQV の主人公が…いつどこで子作りしたのかって妄想で…軽くご飯 3 杯は食べられる男…!!

 

 

 

「 えっ!! お前もビアンカ派?! 俺も俺も!! 」

 

 

≪ 僕 ≫
・童貞
・チビ
・ガリガリ
・ハゲ
・オタク
ビアンカ派

≪ 友達 ≫
・ヤリチン
・長身
・ほどよくマッスル
・ふさふさ
・オシャレ
ビアンカ派

 

 

 

神様がくれました…

 

非モテとモテ男の

超マニアックな

共通点!!

 

 

 

 

 

今年のバレンタインデーに

母親から送られてきたチョコレート並に

いらない。